独自ドメインオプションがおすすめの理由とその設定方法を解説

ホームページを公開するためには「ドメイン」が必要です。ドメインとは、インターネット上でのホームページの住所のようなものであり、ホームページを訪問する際に使うURLの一部になります。この記事では、まずはドメインについての基本的な知識をわかりやすく解説した後で、グーペの独自ドメインオプションを利用するメリットと設定方法について解説します。
この記事を読めば、ビジネスでホームページを持つ場合の独自ドメインの重要性や、グーペの独自ドメインオプションの優れていることがわかります。
独自ドメインとは
独自ドメインとは、企業や個人が自分専用に取得・使用できるインターネット上の住所(URL)のことです。
具体的には、「会社名.com」や「ブランド名.co.jp」のように、自社の名前やサービス内容を自由に組み込んだオリジナルのドメイン名を設定できます。ホームページはもちろんのこと、メールアドレスにも独自ドメインを利用することで、他社と区別された明確なブランドイメージを築くことができ、訪問者に信頼感やプロフェッショナルな印象を与える効果があります。
当サイトのURL「https://goope.jp/article/」とメールアドレス「info@goope.jp」の場合、ドメインに該当する部分は「goope.jp」となります。

独自ドメインがおすすめの理由
ホームページに独自ドメインを設定するメリットはいくつかありますが、主に以下の点が挙げられます。
- ブランドの強化
独自ドメイン(例: 会社名.com)は、あなたやあなたのビジネスのアイデンティティを明確に示します。共用ドメイン(例: 会社名.rentalserver.com、rentalserver.com/会社名)を使う場合と比べて、よりプロフェッショナルで信頼感のある印象を与えられます。 - 信頼性の向上
訪問者は独自ドメインを持つサイトを「本格的で信頼できる」と感じることが多いです。特にビジネスやオンラインショップの場合、顧客からの信頼を得やすくなり、取引や問い合わせが増える可能性があります。 - SEO(検索エンジン最適化)の利点
独自ドメインは検索エンジンでの評価を高める要素になり得ます。共用ドメインだとドメインパワーが他のホームページと分散されてしまいますが、独自ドメインならドメインパワーが分散されることはありません。長期的なSEO戦略に有利です。 - メールアドレスの作成
独自ドメインを使えば「info@会社名.com」のような専用のメールアドレスを作成でき、一般的なGmailやYahooメールよりもビジネス用途で信頼感を与えます。 - 資産としての価値
独自ドメインは取得して継続的に更新しさえすれば半永久的に利用可能です。企業サイトを運営する際は自社に合った独自ドメインを取得し、長期的な視点でホームページとブランドを育てていくことで、独自ドメインはあなた専用の貴重なデジタル資産となります。
企業サイトには基本的に独自ドメインの利用が推奨されます。共有ドメインは初期コストや手間の面で有利なものの、企業の信頼性や長期的な成長を考えるとデメリットが大きく、本格的なビジネス利用には向きません。
ドメイン名は世界に一つ
インターネット上の住所であるドメイン名は、重複しないように厳格に管理されています。これは、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)という国際的な組織によって管理されており、同じドメイン名が二つと存在しないように調整されています。そのため希望するドメイン名がすでに取得されている場合は、利用はもちろん取得もできません。
ただし、トップレベルドメイン(.com、.net、.jpなど)が異なれば、同じドメイン名を使用することができます。
例として、
- example.com
- example.net
- example.jp
これらはそれぞれ異なるドメインとして存在できます。
まずは、希望するドメインが空いていて取得可能かどうかを調べることからスタートします。短いドメイン名や一般的でわかりやすい文字列のドメイン名はすでに取得されていることが多いです。取得できない場合は、トップレベルドメイン(.com、.net、.jpなど)を変更したり、文字列を調整したり(ハイフンでつなぐなど)といった工夫をしてみましょう。独自ドメインは早いもの勝ちですので、希望するドメインが空いていたらすぐに取得することを強くおすすめします。
グーペの独自ドメインオプションを利用するメリット
ドメインの取得は通常ドメイン取得サービスを利用しますが、この場合、契約や支払い、設定、更新、個人情報などの面で手間が増加します。特に初心者や小規模なウェブサイト運営者にとっては、これらが大きな負担となる可能性があります。
グーペの独自ドメインオプションを利用すると、これらの手間・負担が大幅に軽減されます。
グーペの独自ドメインオプションなら、
- グーペの管理画面ですべての手続が完了する
- DNSサーバー(ネームサーバー)の設定作業が不要
- 自動更新だからドメインを失効する心配が不要
- 失効するとホームページやメールアドレスが利用できなくなり、事業を行ううえでリスクとなります
- Whois情報は代理公開なので安心
- ドメイン取得後は、登録者の情報が「Whois(フーイズ)」と呼ばれるデータベースに登録されます
- 登録者の情報には、個人名・法人名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報が含まれます
- Whoisに登録された情報はインターネット上に公開されます
- メールアドレスが作成可能
グーペが提供しているドメイン
グーペでは以下の29種類のドメインを提供しています。ビジネスでの利用には「.com」「.jp」が断然おすすめです。
ただし、スタンダードプランをご利用の場合、ドメインプラン3と4はご利用いただけません。
オプションプラン | ドメイン | 月額料金 スタンダードプラン | 月額料金 スタンダードプラン以外 |
---|---|---|---|
独自ドメインプラン1 | .com .net .org .info .biz .tokyo .nagoya .yokohama .okinawa | 0円 | 363円 |
独自ドメインプラン2 | .jp .club .company .gallery .graphics .education .agency | 0円 | 605円 |
独自ドメインプラン3 | .shop .works .coffee .kitchen .estate .events .community .industries .productions .repair .training | 利用不可 | 968円 |
独自ドメインプラン4 | .expert .recipes | 利用不可 | 1,210円 |
グーペで独自ドメインを取得して設定するまでの手順
独自ドメイン取得ページに進む
管理画面にログイン後、管理メニューから「独自ドメイン取得」をクリックします。

クリック後は以下の画面が表示されます。

ページをスクロールし「グーペ独自ドメインオプション特約」を確認後、「独自ドメインの取得に進む」をクリックします。

独自ドメインオプション契約
下図のような画面が表示されます。同じログインIDで複数アカウントを作成している場合は、アカウント一覧が表示されますので、独自ドメインを設定したいアカウントの欄(店舗名やサブドメインのURLで確認してください)の「ドメインを取得する」をクリックしてください。

独自ドメインを検索
希望するドメインの文字列を入力し、トップレベルドメイン(.com、.net、.jpなど)を選択後、検索を行います。
取得できない場合
希望するドメインがすでに誰かに取得されている場合、下図のように取得できませんと表示されます。先に記載したように、トップレベルドメインを変更する、文字列を調整する、全く異なる文字列にするなどをお試しください。

取得できる場合
ドメインが空いている場合にはこのドメインを取得すると表示されます。

「このドメインを取得する」をクリックし、次に進みます。

独自ドメインオプション契約
独自ドメインオプションの契約手続きを行います。スタンダードプランの場合、独自ドメインプラン1と2が無料でご利用いただけますので、追加の料金は発生いたしません。
契約期間やお支払い金額が表示されますのでご確認ください。

また、ページ下部にはグーペ独自ドメインオプション特約が表示されておりますので、内容を確認後、「独自ドメインオプション契約」をクリックします。

ドメインを取得
取得するドメインが表示されます。取得後はドメイン名の変更はできませんので、スペルミスなどの間違いがないか最終確認を行います。問題なければ「ドメインを取得」をクリックします。

下図のようにページ下部に「しばらくお待ちください」と表示され、ドメインの取得やDNSサーバーの設定が自動で行われます。

以下の画面に切り替わると独自ドメインの取得から設定まで完了となります。

独自ドメインオプションを利用してドメインを設定した後は、基本設定の独自ドメインでドメイン設定情報を確認することができます。

なお、独自ドメインオプションで独自ドメインを設定した後のホームページのURLは「http」で始まっており、通信が暗号化されていません。暗号化されていない通信は、ホームページを閲覧する方の情報を保護することができません。そのため、ブラウザのアドレスバーに「保護されていない通信」と警告が表示され、閲覧者に不安を与え、信頼を損なう可能性があります。ホームページの安全性を高め、閲覧者に安心して利用していただくために、「https」で始まるURLへの変更、すなわちSSL化を強く推奨いたします。

ホームページをSSL化する
グーペではホームページのSSL対応として無料SSLオプションと有料SSLオプションの2種類のSSLオプションを提供しております。以降では独自ドメインオプションを設定した後に無料SSLオプションを利用してホームページをSSL化する手順を示します。SSLについての詳しい解説はSSLとは? 初心者でもわかる無料SSLと有料SSLの違い・メリット・デメリットを徹底解説をご覧ください。
ただし、SSL化は取得したドメインでホームページが表示されるようになってから(30分から48時間かかることがございます)行ってください。ホームページが表示される前にSSL化を行うとエラーが発生し、SSL化できないことがございます。
現在の状態を確認する
独自ドメイン設定後にSSLに未対応の場合、管理画面のトップページにSSL対応をすすめるメッセージが表示されます。ここで「SSLを設定する」をクリックします。

無料SSLオプションを設定する
クリック後はSSLオプションページが表示されます。
今回は無料SSLオプションを導入しますので、「無料SSLオプション導入画面へ」をクリックします。

クリック後は下図の画面が表示されます。設定後のURLがhttpsになっていることを確認し「無料SSLオプションを設定する」をクリックします。

するとページ下部に「ドメインを認証しています」と表示されますのでそのまま待ちます。

しばらくすると下図のように「無料SSLオプションの設定が完了しました。」と表示され、ホームページのSSL化が完了です。

httpsから始まるホームページのURLにアクセスし、ホームページが正しく表示され、アドレスバーで保護されていることが確認できれば、SSL化が正しく行われています。また、httpのURLでホームページにアクセスすると、httpsのURLに自動でリダイレクトされることも確認できます。

以上で独自ドメイン設定後のホームページのSSL化が完了です。