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SNSでお茶好きと繋がり販売経路を拡大 – まるせい酒井製茶さま

長崎県東彼杵郡で製茶業を営む、『有限会社まるせい酒井製茶』さま。ホームページの運営から写真撮影、動画作成・SNS運営と幅広く行われ、2020年10月に始めたTwitterのフォロワーは、この1年で5,000人を越えています。

「自分ができる範囲で、自分の能力に合ったものしかやらないようにしている」とおっしゃるのは、三代目専務取締役の酒井祐志さん。自身で行うことでコスト削減にもなっているという、そのコツとホームページにかける想いを伺いました。

まるせい酒井製茶さん
専務取締役の酒井祐志さん(左)と代表の酒井敏幸さん(右)
  • 事業内容 : 製茶業
  • 運営人数 : 3名
  • ホームページ運営者数 : 1名(その他、Webに詳しい兄弟や当社と関連のある知り合いの力を借りている)

コンテンツが多く、読み応えのあるホームページ

とても作り込まれたホームページで、本のように読み応えのある構成ですが、どなたが作られたのですか。

酒井さん わたしがある程度作って、Webに詳しい兄弟がいるのでアドバイスをもらいました。形になるまでは時間がかかりましたが、今は基礎的なところは完成したのでそんなに時間をかけずに済んでいます。

参考にしたホームページはありましたか。

酒井さん 2020年のグーペホームページ大賞にノミネートしていただいたのですが、その時に入賞されたホームページがシンプルで長くスクロールしない作りが多いと感じて、情報を簡潔にしました。もともと長くスクロールする作りだったのですが、そんなにスクロールせずに見られるようになって、すっきりしました。

苦戦したポイントはありましたか。

酒井さん 写真のバランスや構成をどうするか、1週間くらい悩みましたね。HTMLに詳しくないので最初は苦戦しましたが、「グーペ」はごちゃごちゃしていないので操作がしやすかったです。

PHOTOページでツイートを埋め込んだ見せ方、「こんな使い方もできるんだ」と驚きました。

まるせい酒井製茶さんのPHOTOページの写真をクリックすると、商品についてのツイートが埋め込まれています。

酒井さん これはTwitterのフォロワーさんで「グーペ」の操作方法に詳しい方がいて教えてくれたんです。掲載許可をいただけたツイートを載せるようにしています。

フォロワーさんが教えてくれるのですか?

酒井さん そうなんです。ITに詳しい方やデザインに詳しい方などがいて、「独自ドメインを取った方がいいよ」とか教えてくれるんです。

Twitterを始めていなかったら、ここまで成長していなかった

Twitterを始めて、まだ1年ですよね。すでにそんなに深いコミュニケーションが取れているとは、すごいですね。

酒井さん Twitterでの出会いは大きいですね。Twitterを始めていなかったら、ホームページはここまで成長していなかったと思います。

ロゴも「ご縁」がポイントになっていますよね。

酒井さん 漢数字の「五」に下が「円」で「ご縁」。みなさんとご縁がありますようにという想いで新調しました。Twitterでの出会いも縁ですし、縁起がいいお茶をみなさんが飲んでくれますようにという意味も込めています。

まるせい酒井製茶さんのロゴ

ロゴに込められた意味もホームページに丁寧に記載されていて、その想いが伝わってきます。

商工会プランから有料プランへ

「グーペ」を運営するGMOペパボ株式会社では、全国商工会連合会と包括連携協定を締結しており、「グーペ」の特別プランを無償で提供しています。まるせい酒井製茶さまは、この商工会プランから有料プランへとプランアップされました。

商工会プランを始めた後、早い段階で有料プランにプランアップされていますよね。

酒井さん (商工会プランでは独自ドメインを設定できないため)独自ドメインにするために有料プランにしました。Twitterのフォロワーさんに「自分の会社をアピールするなら絶対独自ドメインの方が有効」と言われたのもありますが、企業のちゃんとしたドメインを持ちたかったという思いもありました。

確かに、SEO的にもドメインは早めに確定しておいた方がいいですね。

酒井さん まさに、Webに詳しい兄弟やフォロワーさんがそのように教えてくれまして。助かっています。

いろんな方の意見を取り入れてみる酒井さんの姿勢が人を集めて、ホームページもより良くなっていっている印象ですね。

酒井さん まずは、なんでもやってみるようにしています。「グーペ」でも新機能が追加されたら使ってみて、役立ちそうなら使い続けるし、ちょっとイメージが違うなと思ったら今回は見送ろうなど、実際に触って判断しています。

自分でやれるものは自分でやって経費を削減

酒井さんご自身がアンテナを貼って、しっかりと情報収集をしているんですね。

酒井さん 先日もSNS講習会に参加してきて、Instgramのリール機能の使い方を学んできました。セミナーなどがあれば積極的に参加して、ホームページ運営に取り入れています。

Instagramにあげられている写真や動画はどなたが撮影・編集を行われているのですか。

酒井さん これはわたしですね。写真はもともと好きだったんです。「ホームページで伝える写真」を意識して撮影を重ねることで、少しずつスキルアップしているのを感じます。

まさに継続は力なりですね。事業と並行しての作業は大変ではないですか。

酒井さん 自分ができる範囲で、自分の能力に合ったものしかやらないようにしています。ホームページもSNSも、お客さまとの普段のコミュニケーションと一緒だと思うんです。

ホームページもSNSも、発信しなければ知ってもらえない

SNSのフォロワーの伸びも大きいですよね。Twitterを始めて1年でフォロワーが5,000人、具体的にどんな対策を行われたのでしょうか。

酒井さん 情報誌に取り上げられたのもあるのですが、そのぎ茶(長崎玉緑茶のこと)を知ってほしいとお茶好きな人をフォローしたり、「飲み比べセット」が当たるキャンペーンを行なったりしました。当選した人がさらにツイートしてくれて、そこから増えましたね。ツイートを見て、直接お店に来られた方もいました。

SNSのメインはTwitterですか。Instagramとどのように使い分けていますか。

酒井さん そうですね。Twitterは見ている人の反応が早い。興味を持ち続けてもらうために毎日ツイートしています。地道な作業ですが、やらないとこちらも見てもらえません。Instagramでは、お茶のレシピなんかを載せています。

まるせい酒井製茶さんのお茶

まるせい酒井製茶が提案するお茶の楽しみ方

Instagramでお茶を炭酸と割って飲む方法や、粉末ほうじ茶をパンに塗って焼くレシピを拝見しました。お茶を最大限楽しむ方法が伝わってきます。

酒井さん もっと気軽に味わえることを知って欲しいですね。このお茶は何度のお湯で入れるとおいしいよみたいな基準はあるのでお伝えしていますが、基本的には飲む人の自由にして味わって欲しいという思いがあります。

これからお茶を飲み始めてみようと思った方には、どの商品がおすすめですか。

酒井さん いろんな種類のお茶が2〜3回楽しめるようになっている「飲み比べセット」という商品を用意しています。まずはこれを試していただいて、好きな味を見つけていただくといいのかなと思います。あとは、タバコ風の箱に粉末のお茶が入った「Chabacco(チャバコ)※長崎県と静岡県のコラボ商品」を始めたところなのですが、ミネラルウォーターやホットミルクに混ぜて手軽に飲めるのでおすすめです。

Chabaccoのパッケージ

おしゃれなパッケージで集めたくなりますね。贈りものにも良さそう。

酒井さん ミネラルウォーターがあれば粉末を混ぜるだけなので、キャンプや登山でも好評を得るだろうと言われています。

まるせい酒井製茶さんのTwitterではカルピスウォーターに、Chabacco(ほうじ茶)を混ぜた動画が紹介されています。SNSでは、長崎玉緑茶・抹茶・碾ほうじ茶の3種を「コンプリートした」と報告ツイートされている方も。

「Chabacco」は長崎県と静岡県のコラボ商品ということですが、どのような経緯でコラボに至ったのでしょうか。

酒井さん 「Chabacco」は株式会社ショータイムさんが立ち上げられた静岡県発祥の商品なんです。この商品を見つけて、「コラボしたい」と連絡しました。

行動力がすごいですね。

酒井さん これは良い商品だと思ったんです。何より手軽ですし、お茶に関心のない若い人にも知ってもらえると。
ペットボトル茶の普及などもあって急須を持っていないご家庭も増えたので、お茶に関心を持ってもらう努力をしないといけないと感じているんです。「Chabacco」も、そのPRになる商品だと期待しています。

今後の展望

最後に今後の展望を教えてください。

酒井さん 以前は考えられなかったですが、今では全国各地から注文が入るようになりました。今は事務所 兼 店舗のようになっていて、6畳くらいのスペースで商品を販売しているので店舗を作ろうと考えています。

まるせい酒井製茶さん

さらにお客さまとのコミュニケーションの機会が増えそうですね。

酒井さん 気軽に来ていただいて、急須や茶筒を持たない方たちにもお茶を楽しんでほしいですね。

まるせい酒井製茶さんの商品
筆者も飲み比べセットとChabaccoを購入

今回ご紹介したホームページ

有限会社まるせい酒井製茶
https://sonogi-sakaicha.com/
ホームページを見る
編集後記

ホームページやSNSにかける熱量が高く、「お茶に関心を持ってもらう」使命感のようなものを感じました。ネットショップのサービスを選ぶ際も連携可能な決済方法を比較し、近隣のショップで導入されていない決済方法を選ぶなど、お客さまの立場をとても考えられています。

また、インタビュー中も「熱湯だとどんなお茶でもものすごく渋みがでるんですよ」「ぬるま湯でいれると甘みが強い成分が出てきますよ」といった豆知識が飛び出し、より一層お茶への興味が湧きました。

店舗の着工も始まったようです。

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