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HTTPS接続(SSL通信)と、そのメリットを徹底解説!サイト管理者は何をすればいい?
ホームページを運営している人も閲覧するだけという人もHTTPS接続やSSL通信といったワードを耳にすることはないでしょうか。
閲覧しているWebページが「HTTPS」接続か「HTTP」接続かは、アドレスバーに表示されているURLのはじまりがhttps://~とhttp://~のどちらになっているかによって見分けることができます。
使用しているブラウザ(Webページを閲覧するためのソフト)によって表示は異なります。
<Google Chrome>
(左)HTTPS接続、(右)HTTP接続
<Firefox>
(左)HTTPS接続、(右)HTTP接続
<Safari>
(左)HTTPS接続、(右)HTTP接続
なお、このアドレスバーの表示について、Googleが提供するブラウザ「Chrome」では、「HTTP」接続でWebページを閲覧した場合「Not Secure」と表示することをアナウンスしました。安全な「HTTPS」接続ではないことを、よりわかりやすく示すものになります。
将来的には、さらに強調した表示になることもアナウンスされており、下記のGoogle公式ブログで表示イメージ図が掲載されています。
▼参考(Googleの英文のブログになります)
・Google Security Blog – Moving towards a more secure web
⇒【和訳】Googleセキュリティブログ – より安全なWebへの移行
・Chromium Blog – Moving Towards a More Secure Web
⇒【和訳】Chromeブログ – より安全なWebへの移行
「HTTPS」接続であることが重要視されていることはご理解いただけたかと思いますが、そもそも「HTTPS」接続って何?何か設定が必要なの?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、以下の点についてご説明します。
「HTTPS」接続とは?
SSL/TLSに対応している接続のことで、「常時SSL」と表現されることもあります。
SSL(Secure Sockets Layer)/TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上でデーターを暗号化して送受信できるしくみのことで、Webページの改ざんや情報の流出を防ぐために情報を暗号化する世界共通の技術です。
「HTTPS」接続のメリット
◆Webページのセキュリティ強化
入力した情報は暗号化され、悪用されないよう守ってくれます。
住所やメールアドレスなどの個人情報やクレジットカード情報を入力するWebページでも、「HTTPS」接続になっていると安心です。
◆閲覧する人からの信頼度がアップ
Webページにアクセスした時に、https://~や鍵マークが表示され、「HTTPS」接続か(SSLに対応したページか)どうかが一目でわかります。閲覧する人に安心なページであるとアピールして信頼度を高めることができます。
◆SEO(検索順位最適化)にも有効
Googleで検索順位を決める際、「HTTPS」接続か(SSLに対応したページか)どうかが判定に影響しています。こちらはGoogleの公式ブログでもアナウンスされています。
▼参考(Googleのブログになります)
・ウェブマスター向け公式ブログ – HTTPS をランキング シグナルに使用します
・ウェブマスター向け公式ブログ – HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
「HTTP」接続とは?
SSL/TLS非対応の接続のこと。
ログイン情報やパスワード、個人情報やクレジットカード番号などを入力するWebページが「HTTP」接続になっていた場合、第三者に覗かれたり盗まれる可能性があります。
「HTTP」接続のホームページでも、お問い合わせフォームなどの個人情報を入力するページは「HTTPS」接続になっているか確認するべきポイントとなります。
ホームページの管理者は何をすればいいの?
まずは、利用しているホームページ作成サービスやレンタルサーバーが「HTTPS」接続(SSL/TLS)に対応しているかどうか確認しましょう。申し込むだけで「HTTPS」接続に対応したホームページにできる機能やオプションが用意されているケースもあるので、ぜひ検討してみてください。
なお、ホームページ作成サービス「グーペ」では、SSLオプションをご用意しており、画面の案内にそってすすめるだけで手続きが完了します。
まとめ:信頼度の高いホームページに
いかがでしたか。ホームページの管理者が閲覧する人の情報をしっかり守ることで、安全で信頼度の高いホームページになります。
個人で設定するには複雑な手順も、上記でご案内したような機能やオプションが用意されているサービスも増えてきていますので、この機会に、ホームページの接続方法について見直してみてはいかがでしょうか。