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【グーペホームページ大賞2019】受賞者インタビュー「大賞」つむぐ食堂さま

「グーペ」で作成されたホームページの中から、優れているホームページを決定する「グーペホームページ大賞」。
2019年の大賞を受賞された「つむぐ食堂」さんに、お話をうかがいました。

つむぐ食堂さん

— グーペホームページ大賞について、ノミネート、大賞と2回ご連絡をさせていただきましたが、ご感想をいただけますか。

つむぐ食堂さん お店もオープンしたて、ホームページも公開したて、「あれ何かが起きたの?」という感じでした。
大賞を受賞したことをお知らせに掲載したところ、ホームページのデザインをお願いしたNeri Designに、ホームページ作成の相談がきたそうです。
地域の人や面白いことをされている人、例えばアーティストさんなどを結び合わせるような場にできたらいいなっていうのが希望だったので、嬉しかったですね。

— ホームページはどうして用意しておこうと思ったんですか?

つむぐ食堂さん 自分たちがやろうとしていること、気持ちを伝えたいというのがあって、それはSNSでもできるんですけど、SNSだとFacebookならFacebook、InstagramならInstagramと枠が決まっているじゃないですか。その中で、自分達らしさみたいなものをうまく出しながら、関心を持ってもらう、見てもらうためには、ホームページはあったほうがいいと思いました。

— お店のロゴが素敵ですね。お店の雰囲気にぴったりだと思いました。

つむぐ食堂さん 紡いでいる布の織り目にも見えるし、一つ一つが星みたいにも見えてそれが集まっているようにも見えるし、気に入ってます。

ロゴ

— ホームページの言葉やドメインはどのようにして決めたのですか。

つむぐ食堂さん トップページの
「自然なものを食し、手仕事を大切にし、人とつながりながら暮らしを紡いでいくお店」
は、お店のコンセプトやイメージを断片的にポンポン出していき、それを統合して文章にしました。
ドメインは「暮らし」と「繋がる」で<.life>
だなと直感で決めました。

— お店の由来について教えていただけますか。

つむぐ食堂さん いろんなものと繋がりながら作り上げていくイメージが先にあって、
地域の作物、人、社会・文化・歴史などと繋がっていく中で育まれていくお店にしたい
と思いました。そしたら、「つむぐ」というのが一番しっくりくる、と考えました。

— 地域と繋がって育まれていくお店だから、地元の食材を取り入れてらっしゃるのですね。

つむぐ食堂さん 狛江はまだ畑が残っている地域で、直売所がいくつかあって、買い出しに行っています。
常に安定的にあるわけではないので、全面的に地元のものだけというのは難しいものの、なるべく地元とのつながりや旬のものを大事にしたく、取り入れていきたいという思いがあります。
ビールも、狛江で獲れたホップを使ったビールを醸造している「籠屋ブルワリー」さんで買っています。

— ビールまで、地域のものを取り入れてらっしゃる! 同じ市内に醸造所があるってすごいです。

キッズスペース

— 食堂の奥には、書棚と小さなキッチンスペースがありますね。

つむぐ食堂さん キッズスペースです。
木製のキッチンは、手仕事や手作りに触れて欲しいという想いがあって、作っていただきました。
小さい子を連れていると、行動が制限されてしまうものです。連れてらしても、遊ばせながら、
ゆったり食事したり、お茶したりしていただけるように用意しました。

— 小さい子を連れてゆっくりできる場所は貴重ですね。

ギャラリースペース
ギャラリースペース2

— 併設のギャラリーは、最初から設置しようと考えてらしたのですか。

つむぐ食堂さん 器が好きで、器のお店も一緒にやりたいと思って作りました。

— 素敵なものが多いですね。どのように集められてますか。

つむぐ食堂さん 器は益子焼きの益子に買いに行きました。
他には、友人のつながりで草木染めで染色をしている方の作品や、前職でフェアトレード製品を扱っていた縁で、バングラデシュの手仕事で作られた布製品・刺繍製品・絨毯なども扱っています。
いまは、幼稚園の入園の季節なので、入園グッズの受注会もしていて、手提げ鞄、お弁当の包みや靴袋も展示しています。

floor

— 店内でイベントも開催されるとのことですが、イベントは定期的になさっているのですか?

つむぐ食堂さん 不定期で、ご縁がある話でしています。
初めてのイベントは、昨年のクリスマスに開催された知人のミュージシャンによるアコースティックライブでした。
同時期に、ギャラリーで友人のアクセサリーの展示会をしたのですが、その時に紹介してもらったのがきっかけとなりライブイベントを企画しました。

— ワークショップもなさっているのですね。お味噌作りのワークショップが気になりました。

つむぐ食堂さん お味噌は10年くらい前から毎年作っていて、お店をする前にも、個人的に人を募って、お味噌作りの会をしたことがありました。せっかく人が集まることのできる場ができたので、お味噌作りのワークショップをしてみようと募集をかけたところ、親子連れで参加できるのが好評だったのか、予約がすぐ埋まりました。

他には暮らしを彩るようなことを提案していて、草木染めのワークショップを、月何回かお願いしています。また、「お母さんと子どものためのセルフケア」で、身近なものを使って健康管理ができるような知識を学べる場も作りたいと考えています。

— おばあちゃんの知恵袋のようですね。

つむぐ食堂さん そう。知恵袋的なものです、親がしてあげられることを増やしたくて。

— いざという時、自分にできることがあると安心しますよね。

つむぐ食堂さん 自分にできることは、実はいっぱいあるんです。
自分が消費するだけになると、病院に行く、何かを買うなど解決策がすべて自分の外にあるようになります。
ところが、自分の中に「できること」を見い出せたら、自分が作り生み出す側に回れるから、単なる消費者でなくなります。
自分の中に解決策を見い出せる人が増えてきたら、社会が変わるはず、という思いを発信していきたいです。

— 次の展望について教えていただけますか。

つむぐ食堂さん 営業時間が週に4日の日中だけなので、レンタルスペースを準備しています。

レンタルスペースとして、ワークショップなど人が集まっていただける場所として
利用いただくことを想定しています。夜の部も今まで2回しか営業したことがないので、月数回でも安定的にできるようにしたいと考えています。オンラインショップもできることから始めてみたいですね。

つむぐ食堂』さんのホームページについて。

編集後期

いかがでしたか。
取材をさせていただいたのは、2020年2月中旬のことです。
2020年6月2日、『つむぐ食堂』さん営業再開のタイミングで記事を公開することにしました。
6月は昼の部のみの営業だそうです。
【営業時間】 (火、金、土) 11:00〜16:30

『つむぐ食堂』さん 食堂メニューはこちら

お話を伺っていた、レンタルスペースのお取り組みはスタートしています。
一部間借りプラン、全館貸し切りプラン、1日店長プランが用意されています。
いま人気の「もくもく会」や「曜日限定の間借り飲食店」などにも良さそうですね。
地域のいろんな方々が集う場として、ご活用いただけると思います。

『つむぐ食堂』さん レンタルスペースついて

また、休業期間中も、つむぐ食堂さんは「自然なものを食し、手仕事を大切にし」を軸に、丁寧に生活をつむぎ、その様子をInstagramを通じて発信されてらっしゃいました。
ストーリーもあげてらっしゃることが多いので、よければ是非そちらもご覧ください。

『つむぐ食堂』さんのInstagram

グーペホームページ大賞2019について

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