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ペルソナマーケティングとは?徹底解説!
ホームページは、誰に対してつくるかが重要 になります。
万人受けを狙ったホームページは、大手に負けやすく失敗しやすいことも。
欠かせないのは目的やコンセプト設定ですが、もうひとつ重要なのがターゲット設定。
誰に対してつくるのかを意識することは、アクセス数のアップや売り上げに直結 します。
なぜなら、ターゲットが決まれば、SEO対策のキーワードも簡単に選ぶことができる からです。
本記事では、ターゲットを細かく絞る方法「ペルソナ」の、メリットや設定方法まで徹底的に解説 します。
ペルソナとは?
ペルソナとは、直訳で「人格」という意味の言葉。
商品・サービスを利用している典型的なユーザー像をあらわすマーケティング用語 です。
氏名、年齢、性別、居住地、職業、勤務先、年齢、年収、家族構成などから、性格、ライフスタイル、価値観、趣味嗜好、その人の生い立ち〜現在に至るまで、あたかも 実在するようかのような人物像を事細かく設定 します。
ペルソナのはじまり
はじまりは、1999年。マイクロソフト社のアラン・クーパー氏によるソフトウェアの開発のための本「コンピューターは、むずかしすぎて使えない!」が出版されたことです。
その後同社のユーザー・リサーチ・マネージャーであったジャン・S・プルーイット氏が、ペルソナをマーケティングに応用した本を出版。
それが、「ペルソナ戦略ーマーケティング・製品開発・デザインを顧客志向にする」です。
この本をきっかけに、ペルソナ戦略を知った人も少なくないのではないでしょうか。
ターゲットマーケティングとの違い
ペルソナの類語で「ターゲットマーケティング」という言葉があります。
ペルソナと、どのような違いがあるのでしょうか。
ターゲットマーケティングとは、さまざまな市場がある中で、どのマーケットを狙うのかを決めること です。
その多くは市場分析から決めます。
たとえば、このターゲットマーケティングで成功したという、あるコーヒー専門店の話があります。
ターゲットを、大都市勤務している比較的給料の高いオフィスワーカーに決め、戦略として、「高価格だが・高品質なコーヒーの提供」をすることにしたそうです。
その結果、まわりとの差別化に成功し、売上が伸びたのだそうです。
この例からわかるのは「設定の細かさ」。
ペルソナは「大都市勤務している比較的給料の高いオフィスワーカー」というように、さらに深いところまでユーザー像を決めることが大切なのです。
近年、X(旧Twitter)・Facebook・InstagramなどのSNSが普及し、それによって企業が直接ユーザーとのやりとりが実現可能になりました。
その中で、より具体的なペルソナを作り、情報を発信することが重要なのです。
では、具体的にペルソナを設定するメリットを見ていきましょう。
ペルソナを設定するメリット
ペルソナを設定するメリットは大きく分けて4つあります。
【企業間の商品に対するイメージを統一できる】
企業で商品開発している場合は、何十人の人が携わるケースが多いです。
ペルソナは、開発に有効なアイデアをまとめるために必要 です。
【ユーザーのニーズを具体的に理解できる
一定数のデータやユーザーの意見をもとにつくられたペルソナは、いわばひとつの人格。
ペルソナを設定することで、ユーザーがどんなものを欲しているのか理解しやすくなります。
【時間の節約につながる】
「こういう人もいるから、こういう要素もいるだろう」という考えは、必要のないコンテンツが山積みになり、結果的にお金や時間が無駄になります。
ユーザー像が安易に想像できるので、常にベストなアイデアだけをまとめることができます。
【商品・サービスの完成度をたかめる】
ペルソナがもっとも望んでいる商品・サービスのイメージをまとめることで、売り上げをのばすことや完成度をたかめることに繋がります。
ペルソナの設定方法
では、ペルソナを設定するにはどのようにするのがいいのでしょうか。
架空のユーザーといっても 妄想でつくあげては、意味がありません。
ペルソナは 確実な情報から作り上げるのが基本 です。具体的には大きく分けて2つあります。
【データから作る】
商品・サービスを一番消費しているユーザーの性別や年代を参考にイメージ像をつくります。
【ユーザーの意見を聞く】
主にとられているのは、一対一のインタビュー形式、アンケート形式などです。
ペルソナで大切なこと
インターネットが普及し、個人で誰でも仕事を始めることがしやすくなった昨今ですが、それによって市場も細かく分けられるようになりました。
改めてメリットのおさらいです。
- 商品・サービスのイメージ統一
- ユーザーが求めるものを理解する
- 時間・コストの削減
- 商品・サービスの完成度、売り上げにつなげる
ペルソナつくったあとは、定期的にブラッシュアップを欠かさないことが大切 になります。
ペルソナは生きたユーザーの情報をもとに作られているので、時間の経過によって変化します。
最新のユーザーの情報を知り、定期的にユーザーを体現しているペルソナを作りましょう。
目安としては、1年に一回見直すのをおすすめします。
ペルソナ作りに着手してみたけれど立ち止まってしまったという方も少なくないと思いますが、いかがでしたか。
まずは、「自分のホームページのターゲット層って誰だろう?」という視点を持つことが大切 です。
もし、商品やサービスを提供するホームページを作る時は、ぜひ参考にしてみてください。
これからホームページを作ってみる方は こちらからどうぞ。