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予約フォームで想定以上の集客が可能に – CRANDS様
秋田県山本郡八峰町で貸切宿『CRANDS』を運営されている、鈴木さん。
1日1組・完全自炊の貸切宿とすることで時間を有効活用され、建築デザイン施工やワークショップなど幅広く活動されています。
鈴木さんのホームページ運営と事業について、お話をうかがいました。
事業内容
・ 事業内容 : CRANDSの運営、建築デザイン施工(リノベーション)
・ 運営人数 : 1名(土日は奥様、お子様2人と一緒に掃除)
・ ホームページ運営者数 : 1名(運営と兼任)
ホームページを持つきっかけ
— ホームページはどのタイミングで必要と感じましたか。
鈴木さん オープン前です。予約をとるために必要だと感じました。
電話では、聞き間違いや履歴がないためのトラブルが起きやすいと思っていたので、ネット予約ができるホームページが欲しい と思っていました。
— なぜ「グーペ」を利用しようと思ったのでしょうか。
鈴木さん コストパフォーマンスの良さです。「グーペ」はデザインとコストのバランスが抜群 だと思いました。
自分でホームページを作った経験もありますが、どうしても素人らしさが残ってダサく感じていました。
しっかりとした宿ということをお客さんに伝えるために、有料であってもデザインの良いホームページが必要でした。でも、田舎の小さな宿ですので、毎月の費用はできるだけ抑えたい と思っていましたが、「グーペ」のバランスに一目惚れしたんです。
— 特にひかれた機能は、何だったのでしょうか。
鈴木さん 「予約フォーム」と「カレンダー」があることは必須でした。
これを 他のサービスを利用してリンクして〜だと面倒 に感じていたと思います。
「グーペ」はどちらも自前で備えているので、1日1組限定の宿であれば、まったく問題ありませんでした。
— ホームページの運営はおひとりで行われているとのことですが、作成はスムーズでしたか。
鈴木さん 予約を取れる形にするのには、1日もかからなかったと思います。
そこから、メニューや写真を徐々に充実させていきました。
— 写真がどれもすてきですよね。統一感があって、こだわりを感じます。
鈴木さん 秋田県内のプロカメラマンとカメラが趣味の友人に頼んで撮ってもらったんです。
宿のホームページでは写真がかなり重要 だと思い、素人である自分のそこそこの写真を載せることはしない方がいいと判断しました。
実際に宿泊予約が入るかどうかは、写真が全てくらいに思っています。
予約の9割以上がホームページから
— 「グーペ」を使いはじめて、時間やコストが削減されたと感じますか。
鈴木さん 予約のやりとり・管理がかなり楽にできています。
9割以上がホームページから予約してくれる ので、すぐに内容確認できますし、返信もいつでもできます。
— 9割以上の予約がホームページからというのは、かなり高い割合ですね。
鈴木さん 「CRANDS」は有料広告や有料の集客サイトを一切使っていないため、宣伝はホームページやSNS、口コミ、取材してもらった記事などだけなんです。
それで 想定以上の集客ができているのは、ホームページの質の高さもかなり影響している と思います。
宣伝費と有料集客サイトへの手数料がかかっていない と思うと、効果はこの1年で数十万円分なのではとも思っています。
— 削減できたコストや時間は、どんなことにあてられていますか。
鈴木さん 施設の備品や環境整備に使えています。
あとは、17時には仕事を終えることができているので、家族と過ごす時間をゆっくりと取れていますね。
ホームページは定期的にメンテナンス
— ホームページの更新は、どれくらいの頻度で行われていますか。
鈴木さん 予約が入る都度、「カレンダー」を更新しています。
メニュー内容や文章などは、見た人がよりわかりやすいように1ヶ月に1度くらいはメンテナンス しています。
— 更新はPCとスマホ、どちらで行われていますか。
鈴木さん 予約が入るとスマホにメールが届くので内容を確認して、スマホから返信するようにしています。
そのままスマホで「カレンダー」も更新する感じですね。その他はPCです。
— SNSもまめに更新され、ホームページからもクラウドファインディングやアフィリエイトを活用されている様子が伝わってきます。それらの知識は、どのように学ばれたのでしょうか。
鈴木さん すべて独学です。ミーハーなので、新しい知識や流行り物は一度やってみたいという気持ちが強いんです。
今は、ネットや書籍で先駆者たちの経験などをすぐに見聞きできる時代 なので、興味関心があるものはすぐに調べて、まず真似してみることにしています。
環境づくりで効率化を実現
— もうひとつの事業「建築デザイン施工(リノベーション)」と、宿運営・ホームページ運営との割合はどのくらいですか。
鈴木さん 現在は1週間のうち宿3日、リノベーションなど他の業務3日くらいの割合で仕事をしています。
ホームページは、予約への返信などは携帯でいつでもできるので、家にいるときや他の業務中にでもできますしね。
宿の業務は掃除が2時間、チェックイン対応が30分、あとは備品の買い出しなので、丸々3日という感じではないんです。
午前中に掃除をして、午後からリノベーションなど臨機応変に仕事を組み立てています。
— 1日1組・完全自炊の貸切宿スタイルにされたことで、様々な事業に専念できる環境もつくられているんですね。
鈴木さん 建築デザイン施工の仕事をしながら宿運営をするために、僕が滞在しなくても良いスタイル=貸切を思いついた んです。実績の少ない僕が、建築デザイン施工だけですぐに食べていくことは難しいと感じたため、自分のモデルハウスにするつもりで宿をつくりました。
自炊にしたのも同じ理由からですが、地元の食材を買い物してもらって、仲間同士でゆっくりと楽しんでもらいたいという気持ちもあります。
— その想いを実現したことに、鈴木さんのパワフルさを感じます。
鈴木さん 泊まってくれた人が、「いつか僕に仕事の相談をしてくれればいいなあ」と思っていたんですが、実際に何度か相談されたんです。
宿運営を継続することで、建築の仕事にもつながる手応えを感じています。
— ホームページの予約から建築の仕事にもつながっていると考えると、何がきっかけになるかわからないですね。秋田県山本郡という場所で、宿をやろうと思ったきかっけは何だったのでしょうか。
鈴木さん 地元である秋田の景色の美しさや食べ物の美味しさをおすそわけするつもりで作りました。
この町で生まれて高校まで過ごし、大学で関西、就職で関東で暮らしたんです。
長いこと地元を離れたことで、あらためて地元の良さを感じ、結婚と子どもの誕生を機に戻ってきました。
景色や食べ物を味わってもらうためには、ここへ足を運んでもらう強い理由が必要だと思い、遠くても泊まりたくなる宿をつくることにした んです。
これからの展望
— ホームページからも鈴木さんの想いが伝わってきますよね。
鈴木さん オープンした時が1番ではなく、常にいまが1番おもしろい宿であることを目指しています。
— これからの展望はありますか。
鈴木さん いつかは、コテージか飲食店か他の事業かはわかりませんが、秋田に足を運ぶきっかけになるお店を増やしたいです。もちろんデザインと施工は自分でしたいですね。そして、従業員を雇って、気の合う若者を雇うことが夢です。
— いいですね。これだけ幅広い業務を、鈴木さんとご家族のみで運営されているということに驚きました。
鈴木さん 「秋田には面白い仕事がない」と思って出て行った昔の自分のような若者に、「こんなに面白い仕事があるんだぞ」と気づいてもらいたい ですね。
今回ご紹介したホームページ
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